今回はアマゾンのアカウントスペシャリストからのメールについて。
アマゾンには通常の問い合わせに対応してくれるテクニカルサポート(以下テクサポ)と販売や運営に関して問題が発覚した際などに対応してくれるアカウントスペシャリスト(以下アカスペ)がいます。
テクサポからのメールでは、購入者からの問い合わせ内容の確認や、販売不可在庫の発生、その他様々な内容についての連絡がほとんどです。
一方、アカスペからのメールは事業の運営やアカウント停止に関する連絡など、販売者側からしたら非常にマイナスイメージな連絡がほとんどです。
アカスペからのメールでは、良い思い出がほとんどないという方がほとんどでしょう。
今回の記事ではそんなアカスペからのメールをジャンル別に紹介していきます。
中には対応必須のメールもあるので、この記事を見た後に対応必須のメールを見逃していたという方は早急にチェックして見てください。
商品削除のお知らせ
商品ページに何らかの問題があったり、そもそもアマゾンのポリシー上販売に適さない商品が発見された場合、アマゾン側で自動的に商品ページを削除され、そのお知らせが届きます。
一見、商品ページは既に削除されていて、出品者側では何も行う必要がないように感じますが、僕はこれで一度アカウントを停止させています。
というのも、商品ページが削除されていたとしても、出品者側の商品登録情報は削除されておらず、ステータス上では出品中になっているのです。
これに気づかずに放置してしまうと、アカウントが停止されます。
商品削除のお知らせが来たらすぐに商品登録情報を削除しましょう。
追記:
2019年5月現在、商品削除もパフォーマンスの数値として記載される様に仕様変更されています。
この数値が溜まることでのアカウント停止事例はまだ入ってきていませんが、何にせよ商品削除対象になる商品の取り扱いは注意していきましょう。
商標権・知的財産権侵害の可能性があることについてのお知らせ
輸入販売を行なっている方で一番お世話になっているメールはこちらではないでしょうか?
輸入して販売していたは良いものの、実は日本に正規代理店がいたり、他に権利者がいたりして通報が入るパターンです。
このメールに関しては僕自身は全くと言っていいほど動じません。
「あ〜面倒なの来たな〜」
とは思いますが、そのほとんどが対応せずに終わるパターンがほとんどです。
半年前くらいまでは、このメールが来る度に、権利者の連絡先に謝罪と申立取り下げのお願いをメールしていたのですが、最近では完全無視です。
あ、もちろん商品登録情報の削除だけは必ず行います。
時間がある方はメールを入れておいた方が良いですが、他にやるべきことがある方はスルーで良いかと。
僕の個人的意見なので一切責任は負いません。
また、最近の商標と知財に関してなんですが、少し変な感じです。
というのも、僕のところにはこれ系のメールは月に2,3回ほど平均して来ているのですが、パフォーマンスに影響しないことがほとんどです。

普通は一番上の「知的財産に関する苦情」という項目に商標・知財で通報が来る度に数が増えていきます。
2017年までは一番上の項目が4以上になるとアカウント停止になることがあるという話だけ聞いていたのですが、今年に入ってから知人の輸入プレイヤーで16個も溜まっているという奇跡的数字を出している人がいるのですが、その方は現状何も問題なく販売できているそうです。
商標・知財に関してはなるべく回避したいですが、輸入販売を行うに当たり、商品種類が非常に多くなりやすいので避けては通れないです。
万が一、違反メールが来たとしても落ち着いて対処していきましょう。
月に2,3回以上通知が来ている僕ですら何食わぬ顔で販売しているので、落ち込むことはないです。
追記:
2018年秋頃から数値がしっかりと反映される様になりました。
また2019年から米国のProjectZEROに影響を受けてか、知的財産に関する取り締まりが非常に厳しくなっています。
僕の元に入ってきている情報では、2019年に入ってから毎月知的財産に関する問題で改善文提出義務が発生しているケースが上がってきています。
この案件は新部署であるアカウントヘルスサポートが必ず絡んできています。

取り締まりが厳しくなっている環境下ですので、上記に記載した様にスルー対応をするよりも申し立て取り下げ可能であれば必ずやっておいた方がいいと思います。
商品の出品制限
登録情報にある商品の中で、アマゾン側で新規に出品制限をかける場合にこのメールが来ます。
最近だとメディアプレイヤーに関してメールが来ていました。
今まで販売していた商品がいきなり扱うことができなくなったりするので、かなり痛手になる方もいるかもしれませんが、情報開示することによって出品再開が可能です。
o ブランド名 o メーカー名 o 型番 o ハードウェアの仕様 o オペレーティングシステムとバージョン o デバイスにインストールされている.APKファイルの一覧など、ソフトウェアとアプリケーションの一覧 o デバイスのソフトウェアの提供元の一覧 o 製造後にインストールされたアプリケーションと更新状況
こちらは先日来たメディアプレイヤーに関する提出情報の一覧です。
この程度の情報開示で出品再開が可能になりますので、主力商品などが制限をかけられてしまった場合には積極的に情報を提出しましょう。
また、こちらのメールではアカウントへのリスク等はないので怯える必要はありません。
マーケットプレイス保証が申請
商品を販売してお客さんからマーケットプレイス保証(以下マケプレ保証)が申請された場合にもアカスペからメールが来ます。
マケプレ保証が申請されると、その時点でパフォーマンスに影響が出るのでかなり厄介です。
マケプレ保証が適用されると一定期間カート取得率が0%になる可能性があります。新品商品を取り扱っている方にはかなり痛手です。
速やかに返金してマケプレ保証を適用させないことでカート取得率が0%になることを防げるので、出品者側で返金をした方が良いでしょう。(パフォーマンスはマケプレ保証を適用させなくても、申請された時点で影響があります)
商品ページと内容が一致しない
商品ページと出品している商品の内容が一致していない可能性があるとのお知らせがアカスペから来ます。
厄介なことに請求書の提出を求められます。
転売ヤーにとって請求書はかなりの難問ですね。
出品しているブランド商品が、商品詳細ページに記載されている内容と完全に一致していることを 証明する請求書を添付して、 7 日以内に直接このメールにご返信ください。 領収書の外部リンクは受け付けていませんので、ご注意ください。 受領次第、請求書を確認させていただきます。 請求書をご提出いただけない場合、 Amazon.co.jp への 出品が停止される場合がございますのでご了承ください。
↑実際の文面です。
恐ろしいことに、請求書を提出しない場合はアカウント停止するとの文字が。
一見かなりやばそうなこのメールの内容。
しかしながら、2018年8月現在、該当商品の登録情報だけ削除すれば、このメールはスルーしても問題がありません。
「請求書を提出しないとアカウント停止にするぞー!」
って記載がありますが、何も影響がないようです。
同様のメールが来たことがある知人2人もスルーしているようです。
なので、こちらも返したい人やこの記事読んでも怖い人は返せば良いかと。
僕は、返さなくても良いと無責任なことは言えませんが、あまりビビらなくても大丈夫だよということをお伝えしたいです。
追記:
8/9にアカウント停止祭りが行われているとの情報が入りました。
内容としてはこのメールが2018年5月〜6月あたりに来ている方が対象になっているようです。
上記に記載されている2人の知人の内、1人が今回被害に会ったそうなので、今後この内容のメールにはきちんと返信しておいた方が良いかもしれませんね。
(請求書を7日以内に出すのはかなり難関ですが)
パフォーマンスの低下
先ほど紹介したマケプレ保証が申請されたり、商品の注文不良率が上がったりすることで、このメールが来ることがあります。
よくあるのが、注文不良が発生したASINの出品停止です。
停止したASINの出品を再開させるためには請求書などの情報開示が必要になります。
このメールが来た後に同様の問題が発覚することでアカウント停止になる可能性が高いです。
ちなみにこのメールへの返信は意義を申し立てたい場合は必要。
無視しても該当のASINの販売ができなくなるだけなので販売に影響はさほどありません。(このメールの後にアカウント停止にならなければ)
アカウント停止・閉鎖
このメールが来ると、怯えることはなく
「やっちまった〜」
という感じになるので一周回ってビビる必要がなくなります。
ここまで来ると、どうにかしてでも復活させるしかない。
そのためにはどうするかを考えるのが皆さんのやるべきことですね。
メールに返信しないと復活はしないので、対応必須です。
復活に関する記事はこのブログとは別のブログの方で過去に取り上げていたので、いずれリライトしてこちらのブログにも投稿し直そうかと思います。



まとめ
パッと思いつく限りのアカスペからのメール内容をまとめて見ました。
他にもこんな内容が抜けているよっていうのがあれば教えていただけると助かります。
アカスペって得体の知れない存在なので、アカスペから連絡が来たら絶対に対応しないといけないという印象がありますが、案外そうでもないよということを今回はお伝えしたかったです。
ですが、何度も言いますが、返信の有無はご自身で判断お願いします。
僕の方で返信しなくても絶対に大丈夫とは言い切れないところでもありますので。
また、こちらの記事は2018年8月の内容なので、運営側の対応修正などが入る可能性もあります。
アカスペのお世話にならないように販売するのが一番ですので、そこを心がけていきましょう。
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僕は大学3年生の時に初めて自営業という道も選択肢にあるんだということを当時読んでいた本から学びました。
それから死に物狂いで勉強と実践を重ねて約半年後の大学4年生の春に法人設立まで至りました。
大学生で会社を経営している方ってたまにテレビの番組だったりネットニュースに流れてきますが
「才能があったからできたんでしょ?」という声も少なくありません。
しかし、僕自身はこれといって起業センスに長けていてお金儲けが得意だったというわけではありません。
事実、通っていた大学は名前を出すのも躊躇うほどのレベルの低さ。そして、ビジネスについて勉強を始めるまではお小遣いとアルバイト以外で何かを売って人からお金を頂くという経験をしたことがなかったのです。
そんな僕でも学びに対して目を背けずに立ち向かうことで、結果的に法人を設立してお金を稼ぐことができるようになりました。
ここに至るまでのプロセスは才能ではなく「努力」と「慣れ」がもたらしているものです。
「会社を設立する」なんてことは今の時代誰でもできますし、大事なのは会社を作ってからです。
法人設立後も気を緩めずに自分と向き合っていくことで稼ぎ続けることができ、そのチャンスは誰にだってあるのです。
僕が、この世界に足を踏み入れ、たくさんの学びを得て、会社を作るまでの過程とその理由を下記の記事では公開しています。
このブログを読んでくださっている方は「お金を稼ぎたい!」「経営について学びたい!」と考えている方がほとんどだと思います。
そんな方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
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