時は6月下旬。
僕の保有しているアマゾンのアカウントが停止処分になりました。
飯ウマ案件キタぞ〜
内容は過去365日以内に売った商品の中で不良品で返品された(すり替えもあり)7SKUが原因らしい。
もちろんパフォーマンス指標は完全クリーン、クレームも直接来ていない。年間で何万個と商品売った中の返品された7商品でくるのは聞いたことないな〜 pic.twitter.com/WDkT6UMGIE
— Tas (@tas_buppan) June 21, 2018
停止した内容としては過去365日間の内に商品の不良で返品が来ていた商品が原因でした。
請求書と改善文を用意して提出しろとのことでやりとりをしていたのですが、さらに事件は起こりました。
【飯ウマ案件、続き】
尼神様の判断により停止から閉鎖されたアカウントは99.9%の確率で復旧しないと沢山の偉い人が言ってたなぁ pic.twitter.com/uovTcM20ED
— Tas (@tas_buppan) June 22, 2018
閉鎖にまで陥るという。
アマゾンをやっていない方に簡単に説明すると
停止→対応次第で復活
閉鎖→絶望
と言った感じです。
Twitterの方で既にリアルタイムでの呟きをしていたので、結論から先に述べると閉鎖は無事に復活できました。
今回の記事ではアカウント停止の原因の追求と停止、閉鎖からの復活方法についてまとめていきたいと思います。
目次
アカウントが停止になる原因
・パフォーマンスの低下
・規約違反
・複数アカウント使用
の3つが主な原因です。
パフォーマンスの低下に関してピンとこない方がいるかと思いますので説明すると、アマゾンが定める販売水準を下回ってはいけないということです。
例えば、顧客からの悪い評価の割合が多かったり、出荷遅延をしたりと言った感じで様々な要素があります。
今回アカウントが停止した原因
今回のケースですが、少し違和感を覚えました。
というのも、停止の原因がメールに記載されているのですが、その内容と状況は下記の通り。
・過去365日間に販売した新品商品の中で購入者から不良品との声が出た商品が7つあった
・問題のアカウントでは年間で数万件の販売を行なっている
・該当商品は全て5~30個程度販売を行なったが返品は全て1個以内
・アカウントのパフォーマンスは完璧
・返品が来た商品は直近ではなく365日間でまばらに
アマゾンで販売を行なっている方だったら違和感を感じませんか?
「これで停止するの?」
まず疑問を感じるのが返品の件です。
問題のアカウントでは年間の返品数は今回の7商品だけではありません。
正確な数字を出していないですが、100件以上はあるでしょう。
それに不良品だと言って返送された商品が7件だけだったということはなく、もっと多くの数が不良品という理由で返品されていると思います。
停止した言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが、この程度の返品件数なんて僕なんかよりももっと販売件数や売り上げが多いセラーさんは簡単に超えています。
直近で大量のクレームが来たとかなら納得できますが、どうも今回のケースは不思議な感じです。
アカウント停止の被害者はTasだけではなかった
5月頭あたりから知人のセラーさんやTwitterでフォローをしているセラーさん、さらにセラーフォーラム(アマゾンの掲示板的なやつ)でアカウントが停止したとの報告が多数ありました。
知人以外はそれぞれ停止の内容こそはっきりとわかりませんが僕と同じように突然のアカウント停止で困っている方が多い様子でした。
※セラーフォーラムでは自宅保管していた中古のフィギュアを中古コンディションで出品しただけで停止したという報告もありましたね。
Tasはアカウント停止以前にこの違和感を予測していた?
僕が無料でクローズドな情報を流しているLINEマガジンがあるのですが、実はアカウントの停止以前にこの違和感を予測して読者の皆様に配信をしていました。
↓ちなみにそのLINEマガジンの登録はこちらから可能です↓
僕がこの違和感を感じた理由は下記の通りです。
・春先にかけて規約の変更が多数あった
・メーカーの規制が一瞬緩くなる
・メーカーの規制がまた厳しくなる(規模を拡大している)
まぁ普通に長いこと販売しているセラーさんなら違和感を感じて当然です。
営業に被害を被るようなことが起こる前というのは決まって運営が変な動きを見せることが多いのです。
まさかとは思っていましたが、本当にアカウント停止騒ぎが起こるとは・・・
転売ヤーはアカウント停止になる可能性が高い?
ちなみにですが、僕自身アカウント停止はそこそこの回数経験があります。(自慢できることではない)
新米セラーの頃に規約も確認せずにオラオラ系販売を行なっていたためです。
そして、我々転売ヤーは何かと規約に反する行為を平気で起こしがちです。
例えば、アマゾンでの販売を例にすると
家電量販店などで仕入れた新品家電を、『新品』のコンディションで販売しているかたを皆さんは目にしたことがないでしょうか?
実はこれ、規約違反している可能性があります。
詳しく知りたい方は先ほどのLINEマガジンにお問い合わせください。
他にも目立つのが、結構イケイケしている感じの商材販売を行なっている方たちのTwitterを見てみると面白いですよ。
「わかる人が見たら完全にアウトだろお前!!」
っていうことを平気で情報発信している方もいるくらいです。
ちなみにその内の1人の方にブロックされてしまったので腹いせに晒したことがあります。こちらも気になる方は僕のTwitterの写真から探して見てください。(大人げねぇ…)
↓僕のTwitter↓
@tas_buppan
初のアカウント閉鎖で意気消沈しかけるも・・・
実はアカウントの閉鎖は今回が初めてでした。
僕は有能な身内セラーと仲良くさせていただいていて、その身内内でこれまで15~20回くらいのアカウント停止がありましたが、本当に有能なセラー様方たちなので全ての停止を解除して来ました。
商標権、知財だろうと取り扱い不可能商品を謝って販売してしまった場合でもいかなる状況の停止でも全て復活して来たのですが、今回は閉鎖になってしまいました。
「まさか自分が初黒星をつけてしまうとは・・・」
アカウント閉鎖は99.9%の確率で復活は無理だと偉い人がよく言っていますよね。
しかし、可能性が少しでもあるのであればそこにかけようと思い戦うことを決意。
アカウント復活のために必要なこと
ここからがいよいよ本題です。
今回の閉鎖でアマゾン側から求められたものは下記の通り。
・改善文
・該当商品の仕入れ時の請求書(365日以内のもの)
この内容は商品が原因の停止でのテンプレですね。
まず、請求書から。
残念ながら商品の請求書はありません。
そう、ないのです。
該当商品の仕入れは全て小売仕入れの商品でした。
通常、アマゾンで新品商品を取り扱う場合はメーカー及び正規代理店からの仕入れが必要になります。
先ほど転売ヤーが規約に反しやすいという回答の30%くらいがこれに当たります。
つまり、ここで
「商品は小売から新品のものを仕入れました。そのため請求書は用意できません。」
なんて答えたら、私は規約違反を行なっていますと堂々と晒すのと一緒です。
そして、アマゾンは「これまで規約違反をしていました。ごめんなさい。許してください。」では許してくれません。
つまり、請求書の提出を求められたら請求書を提出するしかないのです。
ちなみに、メーカーや代理店から仕入れていた場合も請求書を出すだけでは許してもらえません。
筆者はこれをゴリ押しでクリアしました。(詳細は申し訳ないですが身内間のみにしかお伝えしていません)
次に必要なのが、改善文です。
改善文も生半可なものではダメです。
これでもかというくらい具体的に簡潔に改善策を述べていきます。
押さえておきたいポイントとしては
・アマゾンは外資系企業
・改善案は全て具体的に
・これから気をつけますではなく、既に執行していることを伝える。
こんなところでしょうか。
一つずつ解説をすると
・アマゾンは外資系企業
→外資系は文章構成と意図を汲み取ってるのかどうかの認識を特に重視する傾向にあります。余計な肉付けはほどほどで解決策を速やかに実行するという文章が効果的。
「本当にすみませんでしたあああ!!!」的な熱意だけでは全く無駄。
・改善案は全て具体的に
→改善案を出しても具体性がないと本当に改善されるか伝わらない。
・これから気をつけますではなく、既に執行していることを伝える。
→本当にその改善案を行うのかわからない状態では難しい。
あとは文章の構成はしっかりとしましょう。
僕はノートに文章構成を何度も殴り書きをしました。
モザイクが多いですが、こんな感じに構成をまとめたりしています。
あとは完成した文章を提出して無事に閉鎖から復活と言った流れです。
アマゾンのアカウント停止・閉鎖から復活までのまとめ
閉鎖になって絶望をしていましたが、しっかりと対処を行うことで復活することができたのでかなり嬉しかったです。
今回は閉鎖からの復活データを取れたので個人的には大満足しています。
勿論、閉鎖にはなりたくないですが・・・笑
今回の経験は2018年で一番良い経験をしたと思っています。
売り上げこそ3日間止まり、留保金も200万円弱あったので積極的に仕入れを行うこともできなかったので7半ばくらいまで在庫数とにらめっこしたりと辛い時期が続きました。
しかし、この経験を積めたことで今後大きな力になってくれることは間違いないと確信しています。
今でこそメーカーとの取引などの商品はありますが、僕は根っからの転売プレイヤーです。
今後、全ての商品の仕入れが正規店との取引とはならないはずですので、今回のように転売商品を取り扱う上での壁が出てきた時の対処法をいくつも用意しておくことは保険になります。
少なくともこの記事を見てくれている方の中で、自分は正規取引しか行なっていないという方はほとんどいないと思うので、今回の僕の体験が少しでもお役に立てればと思い今回の記事を投稿させていただきました。
正直、この記事の内容は僕が行なっている対企業への物販事業部立ち上げ指導でしか共有しない内容なので公開するか非常に迷いましたが、1人でも多く、この記事がきっかけでアカウント停止・閉鎖に対する知識が増えれば嬉しいです。
僕はいつまでもプレイヤーとして最前線を走り続けますので、今後とも応援よろしくお願いします。
その後、更に酷い経験をするのであった。
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僕は大学3年生の時に初めて自営業という道も選択肢にあるんだということを当時読んでいた本から学びました。
それから死に物狂いで勉強と実践を重ねて約半年後の大学4年生の春に法人設立まで至りました。
大学生で会社を経営している方ってたまにテレビの番組だったりネットニュースに流れてきますが
「才能があったからできたんでしょ?」という声も少なくありません。
しかし、僕自身はこれといって起業センスに長けていてお金儲けが得意だったというわけではありません。
事実、通っていた大学は名前を出すのも躊躇うほどのレベルの低さ。そして、ビジネスについて勉強を始めるまではお小遣いとアルバイト以外で何かを売って人からお金を頂くという経験をしたことがなかったのです。
そんな僕でも学びに対して目を背けずに立ち向かうことで、結果的に法人を設立してお金を稼ぐことができるようになりました。
ここに至るまでのプロセスは才能ではなく「努力」と「慣れ」がもたらしているものです。
「会社を設立する」なんてことは今の時代誰でもできますし、大事なのは会社を作ってからです。
法人設立後も気を緩めずに自分と向き合っていくことで稼ぎ続けることができ、そのチャンスは誰にだってあるのです。
僕が、この世界に足を踏み入れ、たくさんの学びを得て、会社を作るまでの過程とその理由を下記の記事では公開しています。
このブログを読んでくださっている方は「お金を稼ぎたい!」「経営について学びたい!」と考えている方がほとんどだと思います。
そんな方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
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PS
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ご興味があれば登録してみてくださいね。